1歳男児の顔を足蹴り 男と内縁の妻を逮捕、容疑否認

板倉大地
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 1歳の男児の顔を蹴ったなどとして、福岡県警は20日、男児と同居する会社員古田海(25)と、内縁の妻で母親の自称介護職員大石珠梨(21)の両容疑者=いずれも福岡県福智町神崎=を暴行容疑で逮捕し、発表した。県警は認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、2人はいずれも否認しているという。

 捜査1課によると、2人は昨年12月21日正午ごろ、同県飯塚市の病院駐車場のエレベーター内で、大石容疑者の長男(当時1歳4カ月)の顔を足蹴りしたり、数回平手打ちしたりした疑いがある。12月28日午前11時45分ごろにも、同じエレベーター内で、男児の乗ったベビーカーを足蹴りした疑いがあるとしている。いずれも古田容疑者が直接暴行したというが、県警は2人が共謀関係にあったとみている。

 2人は内縁関係で、昨年11月から男児と、古田容疑者の連れ子2人の計5人で暮らしていた。事件当時、エレベーター内にいたのは両容疑者と男児の3人だった。男児にけがはなく、現時点で後遺症はみられないという。

 県警は昨年末、男児が受診した病院から「虐待の疑いがある」との通報を受けて捜査していた。

 福岡県内では昨年4月、篠栗町で5歳の男児が十分な食事を与えられずに餓死したほか、今年2月には飯塚市に住む子ども3人が虐待や無理心中で死亡するなど、児童虐待事件が相次いでいる。これらの事件を受け、県や自治体が児童相談所などの対応について検証を続けている。(板倉大地)