沖縄慰霊の日を前に、遺骨収集の市民団体代表がハンスト

寺本大蔵
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 沖縄県で遺骨収集を続ける市民団体「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さん(67)が19日から、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設計画に伴う名護市辺野古の埋め立て工事をめぐり、政府の設計変更申請を不承認にするよう県に求めるハンガーストライキを県庁前で続けている。埋め立て計画では、いまも遺骨が見つかる沖縄本島南部が土砂の調達候補となっている。

 関心を持ってもらおうと、沖縄戦の犠牲者らを悼む6月23日の「慰霊の日」直前に実施した。具志堅さんは取材に対して「埋め立てに南部の土砂を使うことは戦没者への冒瀆(ぼうとく)だ」と語った。

 防衛省は昨年4月、辺野古の海で軟弱地盤が見つかったことを受け、設計変更申請書を県に提出し、県が審査している。具志堅さんに賛同の署名をした那覇市の女性(79)は、父や親戚が沖縄戦で犠牲になったといい「父らの遺骨が見つからないかと今も待っている。埋め立てに使うなんて考えられない」と話した。

 具志堅さんは21~23日、糸満市摩文仁(まぶに)の県平和祈念公園に場所を移してハンガーストライキを続ける。(寺本大蔵)