1年越しの舞台「私を代わりに刑務所に入れてください」

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編集委員・大久保真紀
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 非行少年の立ち直りを支援する大阪府東大阪市のNPO法人チェンジングライフ理事長の野田詠氏さん(45)の自叙伝を原作にした舞台「私を代わりに刑務所に入れてください」が7月2~4日、東京・新宿シアターサンモールで上演される。配信による観劇もできる。

 もともとは昨年4月に上演予定だったが、新型コロナウイルス感染対策のための緊急事態宣言が出たため延期していた。野田さんは元暴走族で、少年院経験者。出院後、牧師になり、これまでに約170人を支援してきた。

 タイトルの「私を代わりに刑務所に入れてください」は、野田さんが少年審判で少年院送致を言い渡されたときに、母親が裁判官に泣きながら叫んだ言葉だ。

 舞台は、野田さんをモデルにしたNPO法人理事長の森田誠慈の生い立ちをたどりながら、運営する自立準備ホームに少年院を出て身を寄せた少年たちが悪戦苦闘しながら更生を目指す日々が笑いとともに描かれる。少年たちは発達障害や虐待の経験などさまざまな問題を抱え、傷つき、涙を流しながらも、森田や保護司など周囲の人たちからの支援を受けて前を向いていくという内容だ。

 主演は吉本興業所属のバッドボーイズ佐田正樹さん(42)。佐田さん自身、暴走族だった17歳のときに逮捕されて鑑別所に送られたことがある。「物語はほぼ実話。少年たちを支援する活動を知ってもらいたい」と言う。

 舞台化を発案したのは、チェ…

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