球場だめ、でも応援したい 吹奏楽部のサプライズに涙も

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渡辺七海
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 7月10日に開幕する第103回全国高校野球選手権奈良大会(朝日新聞社、奈良県高校野球連盟主催)は、コロナ禍のため、吹奏楽による応援ができない。奈良北高校(生駒市)の吹奏楽部員たちは考えた。球場がだめなら学校のグラウンドで。20日、サプライズで野球部員の前に立った。

 午前10時前、野球部員がグラウンド整備などをしていた。突然、楽器を持った約30人の吹奏楽部員がグラウンドに下りてきた。集合の号令がかかる。約50人の野球部員が駆けより、向かい合って並んだ。

 演奏が始まった。「栄冠は君に輝く」「コンバットマーチ」など。最後に、吹奏楽部員たちが全員で声をそろえた。

 「勝て勝て奈良北」

 野球部マネジャーの聖谷(ひじりたに)礼さん(3年)は涙を流した。「みんなが頑張ってきた姿の映像がフラッシュバックしてきました。応援してくれたのがうれしい。でも、やっぱりコロナのせいで、来てもらえないのが悔しくて」

 聖谷さんも小学生のとき、野球をしていた。最後の試合で力を出し切れず、悔しい思いをした。この夏、選手たちには悔いを残してほしくない。「みんなの力になれるよう全力でサポートしたい」

 吹奏楽による応援の禁止が発…

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