大谷が重視する「構え」と「軸足」 打撃好調の要因探る

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遠田寛生
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 大リーグのエンゼルスで4年目に突入した大谷翔平が、ハイペースで本塁打を刻んでいる。

 チームの72試合消化時点(6月20日現在)で両リーグトップに並ぶ23本塁打。特に直近のタイガースとの3連戦で4本塁打と量産した。18日に今季初の1試合2本塁打を記録すると、19日は、2018年の自身のシーズン記録22本に並ぶ2点本塁打。20日には五回に3試合連発で自己最多の23号2ランを放っている。

 日本選手の大リーグ年間最多は、04年にヤンキースの松井秀喜が記録した31本塁打だ。現在は年間51・8本塁打ペースで、最多更新はもちろん、50本の大台に到達する期待も膨らむ。

 打率1割9分と苦しんだ昨季の姿はもうない。修正できた最大の要因とみられるのが、19年9月に手術した左ひざの回復具合だろう。手術明けの昨春はリハビリの過程で思うように練習できず、打撃フォームを固めきれなかった。

 できるだけボールを引きつけて打つことを理想とする「打者・大谷」にとって、左ひざへの不安が解消されたのは大きい。20年オフは軸足となる左足の使い方や、重心の置き方を徹底的に探った。今春は「しっかり練習できた。オープン戦までで自分の形がある程度できた」と手応えを感じている。

 効果は結果に出ている。変化球に体を泳がされながらも長打になるシーンが目立つ。スイングにきちんと力が伝わっている証拠で、「下半身主導で体が回っていれば上半身が自由になり、打率が上がる可能性が出てくる」と話す。

大切にしている感覚

 そんな大谷が打席で最も大切にしているのが、「構え」だ。今季はどっしりしたような重量感すら漂う。「構えた時にどうやって(全体が)見えているかが大事。動き出しにもつながる」と話す。

 投手と相対した際に見える景色によって、自身の調子が何となく分かるという。好調時はストライクとボールの判定の誤差が少なく、「打てる気もする」とも説明する。

 いい感覚でボールが見えてい…

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