千代の富士は「暴れ髪」 まげ結う床山、日陰の職人

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波戸健一
【動画】なるほど大相撲「裏方編」床山
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 大相撲名古屋場所(7月4日初日)の番付が21日、発表された。番付が現在のような「縦1枚」の形式になったのは、江戸時代の1757(宝暦7)年のこと。250年を超える歴史を積み重ねてきたが、力士の髷(まげ)を結う床山の名が載るようになったのは21世紀になってからだ。

 番付には力士や親方衆はもちろん、裏方である行司や呼び出しも古くから記載されていた。のちに若者頭や世話人の名も並んだが、床山だけは外されてきた。

 「床山だけ載らないのはおかしいと思っていた」

 大鵬、柏戸が横綱の時代に大相撲の世界に入り、平成の終盤まで角界を舞台裏で支えた元特等床山・床安の西村安士さん(70)は振り返る。

 「床山が仕事をしなければ、お相撲さんは土俵に上がれない。他の協会員と同じ位置に置いてほしいという気持ちは強かった」

【マンガ動画】なるほど大相撲・裏方編

意外と知られていない大相撲を支える裏方の仕事についてマンガで解説します(制作:朝日新聞デザイン部)

 悲願が実ったのは2008年…

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