働き方改革で医師の残業は? 見直される労使協定

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姫野直行
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 厚生労働省が所管する独立行政法人230病院のうち、医師の時間外労働(残業)の上限を年960時間以上とすることを労使協定(36協定)に盛り込んだ病院がこの3年で5倍以上に増えたことが、宇部フロンティア大学の三隅達也助教の研究でわかった。960時間は一般労働者の残業時間の上限。医師の働き方改革の議論を受けて協定が見直され、実態に即したものになったとみられる。

 医師の働き方改革を受けて2024年度から、一般の医師の場合、残業時間が年960時間を上回ると罰則が適用される。ただし研修医や、地域医療のためにやむを得ない医師や、専門医をめざすなど技能向上が必要な医師は特例で年1860時間まで認められる。

 調査では、国立病院機構地域医療機能推進機構、労働者健康安全機構の全230病院について、17年度と20年度の36協定を調べた。その結果、働き方改革の議論が本格化する前の17年度に残業上限を960時間以上としていたのは14病院だったが、20年度は71病院に増えた。上限を1800時間以上とした病院は、17年度の0から20年度は6病院に増えた。

 三隅助教は「これまで36協…

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