「決めきれない」生き方に満足 ライターからヨガ講師に

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富岡万葉
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 大阪市内でヨガ教室を開いている吉本ひろみさん(52)は、40歳ごろまでライターとしてキャリアを重ねていた。「昔から望んでたことって、時間かかっても叶うんやな」。インストラクターとしてヨガを教えるようになった今、当時をこう振り返る。

 フリーのライターを始めたのは25歳。地元新聞の記事募集に、軽い気持ちで申し込んだ。手応えを得て、地域情報紙、結婚情報誌と媒体を変えた。放送作家を募るテレビ番組の企画で、約600人から最後の5人に選ばれたこともある。

 長女が4歳になった2004年、ミニコミ紙を立ち上げた。店や生活情報を紹介して軌道に乗せたが、営業から取材、集金まで一人でこなす日々。鍼灸(しんきゅう)院で「鉄板のような硬さで針が曲がる」と言われるほど重い肩こりで体調を崩した。長男の出産を機に、3年半で廃業した。

 今度は、人間らしく働きたい。締め切りに追われ、生活が不規則なライターは論外。ヘルパー2級を取り、デイサービスで働き始めた。利用者の運動を手助けする理学療法士を見て、思った。「人を健康に導く仕事がしたい。自分の個性を生かせる方法で」と。

■「完璧なんて待ってたら、死…

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