ブームの渦中でなぜ…創刊50年「週刊パーゴルフ」休刊

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渡辺芳枝
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 松山英樹選手のマスターズ優勝、笹生(さそう)優花選手の全米女子オープン制覇と、華々しいニュースが続く日本ゴルフ界の陰で、雑誌「週刊パーゴルフ」が50年の歴史に幕を下ろす。コンビニや駅売店でもおなじみだった老舗雑誌は、今月22日発売号をもって休刊に入る。

学研で創刊、「社会派」のプライド

 「じくじたる思い。寂しいし、やり残したことがあるような気持ちもある」。第11代編集長の河合昌浩さん(61)は心境を語る。6月中旬、7人の編集部員とともに、休刊前の最終号の作業中だった。「あくまで、いつも通りの編集作業です。大々的に締めくくってしまったら、本当に最後になってしまいそうで……」

 週刊パーゴルフは1971年創刊。民間のゴルフトーナメントが次々と増え始めた頃だ。現在はグローバルゴルフメディアグループ社発行だが、当初は学研から出版されていた。

 創刊号を開くと、「速報!日本プロ やったぜ、ジャンボ! 尾崎、歓喜の初優勝」との見出しが躍る大会速報や、定番の誌上レッスン、ゴルフ漫画とともに「社会党とゴルフ」「一流企業・社内ゴルフの実情」などの特集が組まれている。

 ゴルフ雑誌きっての「社会派」という精神は、脈々と引き継がれてきた。昨年1月に河合さんが編集長に着任した際にも、部員には「臆することなく言いたいことは言おう」と呼びかけたという。最近では協会内の選挙や放映権の問題も、繰り返し取り上げた。

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