東証終値953円安、ワクチン接種も株価も出遅れの日本

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稲垣千駿、津阪直樹
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 21日の日経平均株価は一時1千円超下げ、終値は前週末比953円15銭安の2万8010円93銭だった。米国の利上げが早まるとの見方から、幅広い銘柄が売られた。下げ幅は2月26日以来約4カ月ぶりの大きさで、4営業日連続の下落。ワクチン接種の遅れなどでさえなかった日本株に、さらにブレーキがかかった。

 市場が注目するのは米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)の動きだ。2024年以降と見込んでいたゼロ金利解除を23年に前倒しすることを16日に示唆。さらに、FRBを構成するセントルイス連銀の総裁で金融引き締めに慎重とみられていたブラード氏が18日、さらに1年前倒しの可能性に触れた。利上げによる景気腰折れ不安などが広がって前週末の米株価は下落し、東京市場もその流れを受けた。

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日経平均株価の下げ幅は一時1千円を超えた=2021年6月21日午後1時1分、東京都中央区日本橋兜町、稲垣千駿撮影

 日本株はもともと海外の株式市場と比べ、「一人負け」と言える弱い動きだった。日経平均は4月5日に3万円台を回復後、2万9千円前後で推移。ワクチン接種の遅れが重しだった。

 英オックスフォード大の研究者らによる「Our World in Data」のまとめでは、欧米の主要国では人口の半数前後が少なくとも1回ワクチンを接種。経済活動回復の期待感から、主な株式指数も高値を更新してきた。年初から18日までの上昇率は米ダウ工業株平均が約10%、独DAXは約13%、仏CAC40は約18%などと大きかった。21日の日経平均の約3%、東証株価指数(TOPIX)の約6%とは対照的だ。

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日本はワクチン接種率と株価が出遅れている

 日本銀行による株価下支えが…

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