「宮本から君へ」判決 原告側「表現活動に勇気と希望」

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編集委員・石飛徳樹
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 独立行政法人日本芸術文化振興会(芸文振)が、映画「宮本から君へ」の助成金を「公益性」を理由に不交付とした決定について、東京地裁は21日、裁量権の逸脱・乱用だとして取り消しを命じた。判決を受け、原告の製作会社スターサンズの河村光庸社長と弁護団が会見し、判決を「画期的」と評価した。

 四宮隆史弁護団長は「原告の主張が全面的に認められた。行政の裁量権の逸脱・乱用を認めたことは画期的。将来の表現活動に携わる者に勇気と希望を与える判決だ」と評価した。

 河村社長は「裁判を通じて、芸文振と(所管官庁の)文化庁には、文化芸術における公益性とは何かを明確に答えてほしいと思っていたのだが、最後まで答えなかった」と振り返った。

 「私は公益性とは国民の一人ひとりの利益の積み上げだと考えていたが、彼らの公益性は国益なのだと理解せざるをえない。国民の憲法がいつのまにか為政者の憲法にすりかえられている。今後も公益性とは何かについて追求していく」と厳しい表情で話した。

 伊藤真弁護士は「大人の事情…

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