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64歳以下への接種 働き世代の接種時間確保など課題

新型コロナウイルス

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 新型コロナウイルスの64歳以下へのワクチン接種が19日に大館市で始まり、秋田県内のほかの市町村でも準備が進んでいる。日中は働いていて接種が難しい人が多くなると予想され、土日や夜間の接種を検討している自治体もある。

 朝日新聞が県内25市町村に取材した結果、大館市に加え、横手市で6月中に64歳以下への接種が始まる。7月中を予定しているのは11自治体で、秋田市を含む12自治体は8月の開始見込みだ。

 一斉に接種を始める自治体は少数で、多くの自治体が優先的に接種する人を決めている。感染した場合に重症化しやすいといわれる基礎疾患のある人や60代の人、クラスター(感染者集団)の発生を防ぐ観点から学校の教職員などが対象となっている。

 課題の一つが、日中に働いている世代の接種時間をどう用意するかだ。横手市は、8月上旬から平日午後6~9時にも集団接種会場を開設し、土日を含めて毎日接種できる態勢を整える。秋田市も、夜間の接種を検討中だ。また、五城目町や八郎潟町では土日に集中して接種できるよう、医療スタッフの確保などを進めている。

 接種業務が長期化するなかで、職員の労務管理も課題になっている。三種町健康推進課の担当者は、これまでの65歳以上の高齢者向け接種では課外の職員にも協力してもらい、「町役場全体で取り組んできた」と話す。8月からの一般接種に向け、「市役所ほど人員が多くないので、継続して各課から応援をもらうのが難しい」と語る。大仙市でも、高齢者への接種を続けながら一般接種の準備を進めており、会場スタッフが休日返上で対応に追われているという。

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 64歳以下の集団接種が県内で最初に始まった大館市では、19日の初日から大勢の若年世代が訪れた。当初は26日から始める予定だったが、ワクチンが確保できたことから1週間前倒しにした。週末の2日間で64歳以下の約2800人が1回目の接種を終えた。

 42歳の女性は夫とともに午前9時ごろ、シャトルバスで会場のニプロハチ公ドームを訪れた。受け付け、問診確認、予診の流れはスムーズで、接種まで30分ほどで済んだという。女性は「子供が小さく、仕事で県外の人と接触する機会が多いので、早く安心したかった」と話した。

 市によると、初日に接種を受けたのは約5400人で64歳以下は約1400人。7月5日からは12~15歳に接種券の送付を始める。1日最大7500人に対応し、8月22日までに希望者への接種を終える予定だ。一方、65歳以上の高齢者への接種は7月23日に終えられる見込みだという。

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