インドネシアのコロナ感染、過去最多 変異株が猛威

新型コロナウイルス

半田尚子
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 インドネシア新型コロナウイルスの感染が急増している。政府が21日に発表した1日当たりの感染者数は1万4536人で、過去最多を記録した。この日、国内の累計感染者数も200万人を超えた。国内では感染力の強いインド型の変異株(デルタ株)への警戒を強めている。

 国家防災庁(BNPB)などによると、死者数は5万4956人にのぼる。これまでの感染者数の過去最多は、今年1月30日の1万4518人だった。

 英字紙ジャカルタ・ポストは「(首都)ジャカルタなどで発見されたデルタ株によって、感染が急速に広がっている」と報じた。

 変異株の猛威に歯止めをかけようと、政府は21日、感染拡大地域に対する規制を発表した。

 政府が最も危険度が高いとする地域には▽職場の在宅勤務率を75%に引き上げ▽教育活動の完全オンライン化▽商業施設や飲食店の午後8時までの営業▽宗教施設での礼拝活動の禁止、などの規制が22日から7月5日まで実施される。

 来年3月までに人口の3分の2にあたる約1億8千万人へのワクチン接種を目標としているが、インドネシア保健省によると、2回の接種を完了した人数は約1200万人にとどまる。

 AFP通信は「感染が時限爆弾のように表面化し始めている。今後の対応次第では、インドのような感染爆発が起こりうる」との現地専門家の見解を紹介した。(半田尚子)

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