「最長」秋葉外務次官が退任へ インド太平洋構想を推進

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佐藤達弥
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 政府は22日付で、外務省の秋葉剛男事務次官(62)を退職させ、後任に森健良外務審議官(60)を充てる人事を固めた。秋葉氏は戦後最長となる約3年5カ月にわたり同省事務方トップを務め、台頭する中国をにらんだ「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想を推進してきた。

 秋葉氏は1982年に外務省に入省。中国課長時代には、「ウィンウィン」の日中関係をめざす安倍政権の「戦略的互恵関係」の打ち出しに携わった。その後、総合外交政策局長などを経て2018年1月、次官に就任した。

 総合外交政策局長のときに関わったのが、FOIP構想だ。同局の市川恵一総務課長(現北米局長)らと練り上げ、安倍晋三首相(当時)に進言。安倍氏が16年8月、第6回アフリカ開発会議(TICAD6)で表明した。米国も採用し、今月の主要7カ国首脳会議(G7サミット)の首脳宣言にも盛り込まれている。

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