庵野監督も心酔 仮面ライダー50年「真の原作」の衝撃

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太田啓之
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 初放映から50周年を迎えた「仮面ライダー」。石ノ森章太郎が初放映時に描いた原作漫画版「仮面ライダー」は、そのハードな世界観や哀(かな)しみをたたえたヒーロー像、主人公が途中で斃(たお)れる衝撃的な展開など、仮面ライダー・シリーズの「真の原点」であり、石ノ森作品の最高峰の一つだ。2023年公開予定の映画「シン・仮面ライダー」の庵野秀明監督(61)も「ただ、心、痺(しび)れます」と激賞した原作版「仮面ライダー」の魅力とその思想、時代背景、庵野監督が新作でめざそうとしていることに迫った。

写真・図版
石ノ森章太郎の原作版「仮面ライダー」(C)石森プロ

(この記事は石ノ森章太郎の原作版「仮面ライダー」の内容に触れています)

 庵野秀明監督は2011年、石ノ森章太郎(1938~98)の原作漫画版「仮面ライダー」の豪華本出版に際し、次のような推薦のコメントを寄せている。

 「未(いま)だに映像に置き換えられない、ストイックでペシミスティックな原作版の世界観。素晴らしいです。石ノ森萬画(まんが)の力にただ、心、痺(しび)れます」。

 また、同じ石ノ森作の原作漫画版「ロボット刑事」の推薦文では、同作と原作版仮面ライダーを「石ノ森作品の最高傑作」とまで称えている。この作品の何が、庵野監督をここまで魅了するのか。

 原作版「仮面ライダー」は…

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