「ジャングルジムから転落」 3児死亡事件、父が説明

徳山徹
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 福岡県飯塚市鹿児島市で子ども3人が死亡した事件で、男児(当時9)を虐待死させたとして傷害致死容疑で再逮捕された養父の田中涼二容疑者(41)が、男児について「ジャングルジムのような所から落ちたので様子を見てほしい」と学校側に伝えていたことが、21日開かれた市議会福祉文教委員会で公表された。

 県警は19日、田中容疑者を大翔君への傷害致死容疑などで福岡地検に送検した。「ジャングルジム」については、田中容疑者が大翔君のけがをごまかそうとした疑いがあるとみられている。

 再発防止策などを探るために市が設置した「3児童死亡事例検証委員会」に絡み、市側が明らかにした。

 市によると、田中容疑者から2月8日に「子ども3人で公園に行き、(大翔君が)ジャングルジムのような所から落ちて腰を打った」と小学校に電話があった。虐待を疑った校長と担任教諭が大翔君の背部の湿布をはがしてみたがけがは確認できず、「虐待ではない」と判断したという。

 田川児童相談所と市子育て支援課もこのとき、大翔君の様子をみるため小学校に行った。大翔君は「ジャングルジムから落ちた」と話したという。

 大翔君は昨年7月から市内の小学校に登校。2カ月後の9月22日に家出し、28日まで田川児相に一時保護されていたことも福祉文教委員会で報告された。田川児相は取材に「父親と口論になって家出をした。父親からの暴言はあったが暴力はふるわれていなかった」と説明している。(徳山徹)