コロナで家飲み、かち割り需要増えた? 氷の出荷最盛期

西岡臣
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 夏本番を前に、本田冷蔵太子工場(兵庫県太子町)では氷柱づくりが最盛期を迎えている。零下10度の冷凍庫には、1本あたり重さ約100キログラムの氷柱がずらりと並び、出荷を待っている。

 工場内の井戸で地下100メートルから天然水をくみ上げ、24~48時間かけてゆっくりかき混ぜながら凍らせる。氷柱はミネラルを含み、青みを帯びるのが特徴だ。1日に約840本が作られ、砕氷機で砕いた後、アイスコーヒーカップ用の氷やかち割り氷として近畿、中国地方のコンビニなど約1万店に出荷される。

 同社の本田明良(あきよし)社長(73)によると、昨年度はコロナ禍の影響でコーヒーカップ用の出荷量は前年度比で1割ほど減ったが、かち割り氷の出荷量は1割ほど増えたという。本田社長は「都市部でテレワークが普及しオフィス街のコンビニ利用が減ったことや、家で飲む機会が増えたことが関係しているのでは」とみている。(西岡臣)