「国軍が利益を得ぬよう」 EUがミャンマー制裁を拡大

ミャンマーはいま

ブリュッセル=青田秀樹
[PR]

 クーデターで権力を握った国軍による市民の弾圧が続くミャンマーに対し、欧州連合(EU)は21日、制裁を拡大した。閣僚級を含めた8人と宝石や木材を扱う国営企業3社、さらに国軍を支えたとして退役軍人組織にも制裁を科した。EUへの渡航を禁じ、域内の資産を凍結した。

 ルクセンブルクで開いた外相理事会で手続きをとった。EUのミャンマー制裁は2月のクーデター以降3度目で、計29人、6企業・組織が対象になった。

 EUはかねて、ミンアウンフライン国軍最高司令官に加え、銀行や建設などの企業を擁する国軍系の持ち株会社に制裁を科していたが、米国と足並みをそろえる形で、宝石の採掘や流通、木材の生産や輸出を担う国営企業を加えた。EUは声明で「ミャンマー市民への影響を抑えつつ、国軍が天然資源から利益を得ぬようにするためだ」と説明した。(ブリュッセル=青田秀樹)