麻生氏、赤木ファイル黒塗り「プライバシーなどに限定」
西尾邦明
学校法人森友学園(大阪市)への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、自死した同省職員が改ざんの経緯を記したとされる「赤木ファイル」を国が遺族側に開示したことについて、麻生太郎財務相は22日の閣議後会見で、「23日に口頭弁論を控えており、コメントは差し控えたい」としたうえで、黒塗り(マスキング)部分に関しては「個人のプライバシーや情報セキュリティーなどに限定し、理由も裁判所に提出した」と述べた。
開示が遅すぎたのではないかとの質問に対しては、麻生氏は「裁判所の訴訟指揮に従い、真摯(しんし)に対応してきた」と説明。今後の再調査については「財務省としてできる限りの調査を尽くしており、再調査は考えていない」と否定した。
また、公文書の管理や組織風土改革など財務省内での再発防止の取り組みを引き続き徹底していく考えを示した。(西尾邦明)
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