都議会の役割って?暮らしに直結 都政を超える影響力も

有料会員記事東京都議選2021

岡戸佑樹 聞き手・軽部理人
[PR]

 「大統領並みの権力を持つ」とされる都知事の政策や予算をチェックするのが、都議会(定数127)だ。これまでも、都議選で投じられた一票は、私たちの生活や税金の使い道につながり、時に都政を超える影響力を持ってきた。25日に告示される都議選を前に、都議会の役割を、改めて考えてみたい。

二元代表制 首長との緊張関係

 議員と首長を住民の直接選挙で選ぶ二元代表制のもと、議会には首長による政治判断をチェックする役割が求められている。コロナ禍で開催の是非が論点となっている東京五輪パラリンピックも、都議会での議論を経て招致に至った経緯がある。

 2016年大会の招致に失敗した石原慎太郎知事(当時)が、20年大会への再挑戦を表明したのは11年6月。都議会の所信表明で「(東日本大震災の)被災地をはじめ広く日本全体とスクラムを組んで、東京にオリンピック・パラリンピックを再び招致することを考えていただきたい」と述べた。知事の表明を受け、焦点となったのは、正式な立候補申請に必要な都議会の同意を得られるかだった。

 ただ、当時第1会派だった民主党内には当初、「勝算も見えないまま再挑戦しても、多額の予算を無駄にするだけ」と否定的な声が強かった。大会開催には巨額の費用がかかる上、16年大会の招致をめぐり活動費の金額について批判が高まっていたことも背景にあった。

 結局、都側が招致費用を前回から最大で半減させる考えを提示したことなどから、民主は賛成に転換。11年10月の都議会で民主、自民、公明などの賛成で大会招致が決議された。

 16年に小池百合子知事が就任して以降は、予算案をめぐって、知事と自民会派の対立が続いた。

 自民は、小池知事が提案した新年度予算案について18、19年に2年連続で反対。19年3月の都議会予算特別委員会では、築地市場跡地の再開発や五輪・パラリンピック施設の整備をめぐり、「パフォーマンスの道具にした」と小池知事を激しく批判した。

議員提案条例は近年成立、道半ば

 歴代の知事は、ディーゼル車…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。