大阪・淀屋橋にツインビル ミズノ旧本社、94年で幕

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田中奏子
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 大阪市中心部の淀屋橋地区で、メインストリートの御堂筋をはさんで2棟の超高層ビルを建てる再開発が動き出した。一帯は江戸時代から続く大阪経済の中心地で、「ツインビル」は新たなランドマークとなりそうだ。一方、取り壊されるビルには昭和初期からの長い歴史が刻まれていた。

 今はオフィスビルが並ぶ淀屋橋地区を、1927(昭和2)年ごろにうつした写真がある。

 馬車や着物姿の人が行き交い、木造の低層建物が軒を連ねるなか、一棟だけ立つ高層ビルが目をひく。同年に完成した美津濃商店(現ミズノ)の旧本社だ。8階建てで、当時としては画期的な高さだった。

 以来94年間、ビルは本社機能が移転した後も、直営店として客に親しまれてきた。だが、まわりの建物とともに再開発されることになり、今月末で閉店して秋には解体が始まる。

 ビルを調査した京都華頂大学…

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