赤字は「必ず回避したい」 日産株主総会で内田社長

神沢和敬
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 日産自動車の株主総会が22日、横浜市の本社で行われた。2022年3月期決算で3年連続となる純損益の赤字見通しを発表しているが、内田誠社長は「足元は回復基調。必ず回避したい」と黒字化に決意を述べた。

 同社は純損益が600億円の赤字となる22年3月期の見通しを示している。内田社長は昨年発表の3年間の事業構造改革が進んでいるとし「赤字を避けるべく取り組んでいる」とした。乗用車の電動化など長期の取り組みについて、秋をめどに公表するという。

 カルロス・ゴーン元会長が主導し筆頭株主の仏自動車大手ルノーとの間で交わした合意文書「RAMA」について、開示を求める株主提案もあった。提案では日産とルノーは対等ではなく日産の一般株主が不利益を被っているなどと主張した。経営陣は「日産の自主性は明確に担保されている」(内田社長)などと反対し、否決された。

 ゴーン氏の解任は日産による陰謀なのではないかといった質問もあった。内田社長は係争中で詳細は語れないとしつつ「陰謀論は事実ではない」と否定した。(神沢和敬)