川崎市長選、現職が立候補へ 3選目指し

大平要
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 10月24日投開票の川崎市長選に、現職の福田紀彦氏(49)が3選をめざして立候補する意向を固めた。22日までに議会関係者などに伝えた。23日に最終日を迎える市議会の本会議で表明する。過去2回の市長選同様、無所属での立候補となる見通しだ。

 福田氏は、松沢成文衆院議員(当時)の秘書を経て、2003年から09年まで神奈川県議を務めた。13年の市長選で、自民・民主(当時)・公明の3党推薦と、共産党推薦の2候補者を破り初当選。17年の前回選挙では、共産党推薦と無所属の2候補を退けて、再選を果たした。

 1期目の選挙で公約した中学校給食は、17年度までに全校で実現。20年12月には、ヘイトスピーチに対して刑事罰で対応する、全国初の条例を成立させた。待機児童の解消をめざす子育て施策にも力を入れた。

 昨年11月には、50年までに市内のCO2排出量を実質ゼロにする脱炭素戦略を発表した。一方、ふるさと納税による財源流出やコロナ禍で財政悪化が加速し、一部の大規模事業を遅らせるなど課題も抱えている。

 市長選への対応について、福田氏はこれまで「まずは新型コロナ対策に全力で取り組みたい」などと明言を避けていた。今月16日、市内の各種団体の代表者ら200人以上でつくる「川崎の発展を考える会」(高橋章会長)から出馬要請を受けた。現時点で市長選への立候補を表明した人はいない。(大平要)