近畿財務局OB「姑息だ」メールの送り主多くが黒塗り

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 森友学園問題をめぐる財務省の公文書改ざんで、自死した近畿財務局職員の赤木俊夫さん(当時54)が改ざんの経緯を記した「赤木ファイル」が開示された。近畿財務局のOBらは、その無念にあらためて思いを寄せた。

 「どんなに悔しい思いで記録を残しただろう」

 近畿財務局元職員で俊夫さんと面識もあった喜多徹信さん(72)は、ファイルの内容を聞き、俊夫さんの当時の心境を推し量った。俊夫さんが文書の修正に「強く抗議した」との記述には、「嫌なことは嫌と言う、正義感のある赤木君らしい書き方だな」と話した。

 財務省理財局からのメールは、送り主の多くが黒塗りされて開示された。「指示を受けた側の職員たちの名前は出ているのに姑息(こそく)だ」と憤る。

 幹部職員の具体的な指示はあまり明らかになっていない。同じく近畿財務局OBの田中朋芳さん(65)は「地方支部局の職員で分かるのはこれが限度だったが、赤木さんはせめて自分の手持ちのものを残そうとしたのではないか。今回の開示をきっかけに、財務省本省や裁判所が、誰がどんな指示をなぜ出したのか明らかにしてほしい」と話した。