香港生まれのカナダ育ち、日本で漫画家に 独学の46歳

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羽賀和紀
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 カナダから来日した高知市在住の女性が、夢だった漫画家デビューをすることになった。20代でのデビューが多い漫画界で、46歳と遅咲きの「新星」だ。出版社から「男女の思惑や駆け引きの描写が素晴らしい」との評価を得た。

 白泉社からデビューが決まったのは、さいゆうまさん(本名非公開)。1975年に香港で生まれ、カナダで育った。大学卒業後に来日。現在は高知の自宅でデビュー作の仕上げに励んでいる。

 漫画家を目指すきっかけは、高校時代にある。学校近くにあった貸本屋で、当時人気だった「スラムダンク」や「タッチ」をむさぼるように読んだ。カナダの大学で日本語を学び、広島大へ留学したことを機に来日を決めた。

 英会話講師として働く傍ら、読み切り作品を描いては出版社へ持ち込んだが、「アイデアが古い」「キャラクターに魅力がない」など厳しい評価が続いた。「描けば描くほど才能のなさに気がついた」

 さらに、漫画家としてデビューするには大きな壁が二つあった。

 一つは「言葉」。生活には困…

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