英国 TPP加盟交渉開始 日英担当相会談

和気真也=ロンドン、新宅あゆみ
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 環太平洋経済連携協定(TPP)への加盟を申請している英国は22日、加盟国との交渉を始めた。議長国を務める日本の西村康稔経済再生相とトラス国際貿易相は同日、テレビ会議形式で会談。近く作業部会を設け、加盟11カ国との交渉を本格化させることを確認した。

 会談で、西村氏は「他の加盟国とともに、加入手続きを精力的かつ秩序だって進めていく用意がある」と表明。トラス氏は「英国全体がTPPによって大きな利益を受ける」と述べ、改めて早期加盟に意欲を示した。

 会談に先立ち、英国は21日、TPPへの加盟で、加盟国への輸出が2030年までに65%増えるという見通しを示した。特に自動車やウイスキー、農産物の輸出増をめざしたい考えだ。英国にとって、いまはTPP加盟国との貿易額は全体の1割ほどだが、加盟を通じてアジア太平洋地域への貿易拡大をめざす。

 TPPには、タイや台湾も関心を示しており、英国が加盟すれば拡大に弾みがつく可能性がある。(和気真也=ロンドン、新宅あゆみ)