ケイコ氏の再拘束、裁判所認めず 資金洗浄疑惑で保釈中

サンパウロ=岡田玄
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 南米ペルーの裁判所は21日、大統領選に出馬したケイコ・フジモリ氏(46)の身柄拘束を求めた検察の要求について、根拠がないとして棄却した。現地紙が伝えた。一方、ケイコ氏に対しては、保釈条件を厳格に守るよう求めた。

 ケイコ氏には過去に出馬した大統領選で不正な選挙資金を受け取り、資金洗浄した疑惑がある。一時、捜査のために予備拘束されたが条件付きで保釈された。

 検察側は、ケイコ氏が大統領選後、面会が禁じられている証人と一緒に記者会見し、証人との面会禁止の保釈の条件を破った、として再拘束を裁判所に求めていた。ケイコ氏は根拠がないと反論していた。

 裁判所は棄却の一方、ケイコ氏に条件を守るよう指示した。違反すれば、検察は身柄の再拘束を要求できるという。

 ケイコ氏はアルベルト・フジモリ元大統領の長女。6日にあった大統領選は開票が終わったが、リードする急進左派ペドロ・カスティジョ氏(51)の陣営が組織的な不正を働いたとしてケイコ氏側が一部の票を無効にするよう求めている。このため、投票日から2週間が過ぎたが、まだ当選者は確定していない。(サンパウロ=岡田玄)