大阪 遺骨含む土砂使用反対 茨木市議会が意見書可決

沖縄はいま

武田肇
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 大阪府茨木市議会は22日、米軍普天間飛行場の移設計画に伴う沖縄県名護市辺野古の埋め立て工事に関連し、「沖縄戦の戦没者の遺骨などが混入した土砂を埋め立てに使用しないこと」を求める意見書を全会一致で可決した。大学生が4月に提出していた陳情を超党派で受け入れた。

 陳情していたのは茨木市出身の米エール大生、西尾慧吾(けいご)さん(22)。

 辺野古の埋め立て工事に使う土砂の調達先に、沖縄戦の激戦地だった沖縄本島南部が含まれている。それに対して抗議のハンガーストライキをした沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんに呼応し、西尾さんは活動を展開。その一環として4月28日、茨木市議会に意見書提出を陳情していた。

 意見書案は維新、公明、自民、共産など同市議会の全5会派の幹事長が提出者になった。西尾さんは市議らへの面会などを粘り強く続け、「この事業は、辺野古の埋め立て計画への賛否を超えた人道的問題です」と賛同を訴えたという。

 同様の意見書を沖縄県以外の地方議会が可決したのは、金沢市議会に続いて2例目とみられる。

 西尾さんは「ほんの小さな一歩だが、沖縄以外からでも声を上げられる先例を作れたのは大きい。多くの人の支えで民主主義を勉強させてもらいました」と話していた。

 茨木市議会は近日中に国に意見書を郵送する。(武田肇)

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