五輪まで1カ月、東京の今「楽しみたい」「今じゃない」

有料会員記事新型コロナウイルス

遠藤隆史、河崎優子
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 東京五輪の開会式まで、23日であと1カ月。コロナ禍に不安を抱く人が多い一方、期待を寄せる声もある。開催都市・東京のいまを、記者が見つめた。

 22日午前9時すぎ。東京都庁2階のホールでは、東京五輪パラリンピックの関係者らを対象にした新型コロナウイルスワクチン接種センターの受け付けが始まった。都によると、18日に開設され、21日までに計6154人が接種を受けた。

 受付には常時50人以上の長い列ができていた。その後は約10人ずつがエレベーターに乗り込み、接種会場がある45階の展望台へ。接種や経過観察を終え、30分あまりで降りてくる流れがスムーズに繰り返された。

 接種を終えた岩佐邦一さん(68)=神奈川県横須賀市=は、東京五輪セーリング競技で、役員らが乗る本部船の船長を務める。「安全なレースのために少しでもリスクが減れば」と、接種を決めた。実際のコースで練習するなど準備を着々と進めるが、気がかりなのは開催反対が多い世論の動向だ。「せっかくの世界の祭典。無事に開催されれば、世間の空気が前向きになると信じたい」

 聖火リレーのトーチの巡回展示があった東京都目黒区総合庁舎では、市民らが記念撮影していた。トーチと一緒に写真を撮っていた今野日登美(ひとみ)さん(64)は「東京で五輪を見るのは人生で最後。何とか開催してほしい」。その横を足早に通りすぎた60代の男性がいた。記者が声をかけると、「いまの感染状況で五輪ができるのか。中止にすべきだし、新聞社も報道しない方がいいよ」と言って立ち去った。

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