労災基準20年ぶり見直し 「過労死ライン」以外も重視

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山本恭介
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 脳や心臓の病気を発症した働き手が労働災害を申請した際の認定基準について、終業から次の始業までの休息(勤務間インターバル)が11時間未満、といった要因が加わる方向になった。月80時間に設定されている残業時間の「過労死ライン」が認定を左右するハードルになっているとの指摘があり、厚生労働省は残業時間以外の要因も重視する考えだ。

 22日、労災認定基準の見直しを議論する厚労省の有識者検討会で報告書案が示された。過労死した働き手の遺族や弁護士は過労死ラインを月65時間とするよう求めてきたが、報告書案では月80時間を維持した。

 一方、過労死ラインに達しなくても、それに近い残業時間があるうえに労働時間以外の要因が認められる場合は、過労死ラインに達したケースと同等に労災認定できるとした。

 労働時間以外の要因として、新たに「勤務間インターバルがおおむね11時間未満」「休日のない連続勤務」が追加された。現状の認定基準では「出張の多い業務」「深夜勤務」などがある。また「心理的負担がある業務」に加えて「身体的負担がある業務」も盛り込む方向になっている。

 過労死ラインは、脳・心臓疾…

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