虹色ライトアップ、UEFAが拒否 政治的中立を理由に

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ベルリン=野島淳
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 性的少数者(LGBTなど)の権利の制限につながりかねないハンガリーの新法が、サッカーの国際試合の舞台で物議をかもしている。23日のドイツ対ハンガリーの試合会場となるドイツ南部ミュンヘンの市長が、スタジアムを多様性を表す虹色に照らす提案をしたところ、欧州サッカー連盟(UEFA)が「政治的中立」を理由に拒否した。

 ハンガリー議会は先週、学校での性教育の現場や映画、広告などで、18歳未満に対して同性愛性転換といった内容を伝えることを禁止する法案を賛成多数で可決した。

 これに抗議しようとしたのがミュンヘンのライター市長だ。欧州各地で開かれているサッカー欧州選手権ドイツ対ハンガリーの試合が23日にあるのに合わせ、会場となるスタジアムの白い外観を虹色にライトアップする提案をした。

 この提案に対し、欧州選手権を主催するUEFAは22日、声明を発表。性差別など「あらゆる差別は社会の汚点だ」とした一方で、「UEFAは政治的、宗教的に中立だ」と説明。ハンガリー議会の決定へのメッセージという政治的背景を考えると、市長の提案を「拒否する必要がある」とした。UEFAはその代わり、性差別からの解放を訴える記念日の6月28日や7月3~9日にライトアップしてはどうかと提案した。

 ドイツメディアによると、「…

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