システム障害を陳謝 みずほFGの坂井社長が株主総会で

山下裕志
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 みずほフィナンシャルグループ(FG)の坂井辰史社長は23日の株主総会で、みずほ銀行のシステム障害について「コロナで日本全体が困難に直面する中、広く社会の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げる」と謝罪した。「金融機関としての役割をいま一度自覚し、決意を新たに全力で再発防止に取り組むとともに、みずほの持続的な成長につなげる」とも述べた。

 株主325人が出席し、1076人がネット中継を視聴。1時間35分の総会で発言した株主9人のうち2人がシステム障害に触れ、坂井氏は「みずほがこれをきっかけによくなった、と言って頂けるよう一致団結して対応したい」などと応じた。

 会社提案の取締役13人の選任案は賛成多数で可決。事前に議決権を行使した株主(棄権をのぞく)の約9割は坂井氏再任に賛成したが、約1割は反対票を投じた。会社側は今回の取締役候補から、システム担当役員を務める石井哲専務を外していた。事実上の更迭人事とみられる。

 みずほ銀は2月末以降にATM停止などのシステム障害を4度起こし、第三者委員会の報告書を踏まえて今月15日、グループの役員11人の減給処分や再発防止策を発表した。(山下裕志)