映画館へ、鶴瓶さんの恩返し 製作費持ちの新作無償配給

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編集委員・石飛徳樹
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 落語家で俳優でもある笑福亭鶴瓶さん(69)の新作映画を無償で提供し、コロナ禍に苦しむ全国の映画館を支援しようという計画が進んでいる。鶴瓶さんの所属事務所が製作費を持ち、各映画館に作品をそっくり寄付する。売り上げの全額が映画館のものになるという全く新しい興行形態だ。

 この映画は「バケモン」と題されたドキュメンタリー。「24時間テレビ 愛は地球を救う」など数々のテレビ番組を手がけてきた山根真吾監督(62)が、2004年から17年間にわたって鶴瓶さんを撮ってきた約1600時間の素材を編集して作った。主に落語家としての側面が描かれている。

 通常の映画は、製作会社→配給会社→映画館という過程を経て観客に届く。いわば生産者→卸売り→小売りに当たる。売り上げはおおむね映画館が5割を取り、残りの5割を製作と配給で分配する。

 だが、今回は製作も配給も完全な持ち出しで取り分はゼロになる。配給協力したアスミック・エースによると「前代未聞の試み」だという。

 鶴瓶さんの所属事務所デンナ…

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