IOCコーツ氏ら視察開始「上限は観客のことか」質問も

前田大輔
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 東京オリンピック(五輪)の準備状況を監督する国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会のジョン・コーツ委員長ら幹部が23日、日本に入国した15日から続いていた隔離生活を終え、競技会場や選手村などの視察を始めた。

 有明体操競技場では、調整委のアレックス・ギラディー副委員長が、IOC関係者ら向けの座席位置を確認しつつ、「50%の上限とは観客のことか」との趣旨の質問をした。大会組織委員会の会場責任者が「上限50%の観客と別に、オリンピックファミリー(IOCや競技団体の関係者)と、招待された生徒や児童の席がある」との趣旨の説明をした。

 組織委の武藤敏郎事務総長は観客上限が決まった21日の記者会見で、オリンピックファミリーについて「大会の運営関係者で観客ではない」と述べ、上限(収容人数の50%までで1万人)の枠外との認識を示した。小中学校向けの招待プログラムで観戦する児童、生徒、引率者も1万人とは別の扱い。

 組織委によると、コーツ氏ら幹部は21日まで都内のホテルで隔離生活を送った。来日後14日間は、事前に提出した行動計画書に記された競技会場などを視察する予定で、大会終了まで国内に滞在するという。(前田大輔)