五輪スポンサー、観客制限で明暗 受け止めには温度差
森田岳穂 田中奏子
来月23日開幕の東京五輪まであと1カ月。観客が上限1万人と決まったことで、大会を支えるスポンサー企業にはどんな影響が出るのか。関西からはパナソニックとアシックスなどが名を連ねるが、受け止めには温度差があるようだ。
スポンサーは四つのランクに分かれている。契約料は非公表だが、年数にもよって数十億~1千億円超にのぼるといわれる。大会マークを自社の宣伝に使えるほか、会場で使う機器や商品などを納入でき、世界に向けてPRできる。
パナソニックは、米コカ・コーラ、トヨタ自動車などと並んで最上位スポンサー「ワールドワイドパートナー」の契約を結ぶ。多くの電子機器を納入できる利点が大きく、観客の数が減っても「業績に影響はほとんどないだろう」(関係者)という。
メイン会場の新国立競技場に…
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