コロナ変異株、短時間で感染 スパコン富岳で計算

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杉浦奈実
【動画】変異株の影響は? 理研など、スパコン「富岳」で解析
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 理化学研究所などのチームがスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」を使い、新型コロナウイルスの変異株の影響を計算した結果を23日、発表した。感染者からの距離が近い場合、変異株による感染リスクは大きく上がり、1メートルの距離で15分大声で話すと、感染確率は約5割に達すると計算された。

 チームは感染者が普通に話した時と、大声で話した時、ウイルスを含んだしぶき(飛沫〈ひまつ〉)がどのように広がるかを計算した。さらに、ウイルスが従来株、感染力が従来株の1・25倍の変異株、2・5倍の変異株の3パターンを考え、それぞれ感染する確率を推定した。1・25倍は英国ではじめに見つかったアルファ株、2・5倍はインドで見つかったデルタ株に近い値を想定している。

 感染者との距離が近い場合、声が大きいと感染のリスクは大きくなる。感染者が大声で15分話すと、1メートルの距離にいた人の感染確率は従来株の場合20%強、1・25倍の変異株は30%弱なのに対し、2・5倍の変異株だと50%弱に上がる。距離が2メートルでも、感染力2・5倍の変異株だと20%弱の確率で感染するが、それ以上の距離だと、どのウイルスでも感染する確率は大きく下がる。

 ただ、感染リスクが下がるとされる2メートルの距離でも、長時間話すのは注意が必要だ。感染力2・5倍の変異株だった場合、20分程度の会話による感染リスクは、従来株で60分にあたると計算された。理研チームリーダーで神戸大教授の坪倉誠さんは「従来株に比べて、半分以下の時間で感染するかもしれない。時間に関する注意をより払う必要がある」と話した。

 チームは飲食店での飛沫の広…

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