「男社会」は変われるのか 笠松競馬でセクハラ防止研修

荻野好弘
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 岐阜県地方競馬組合は23日、笠松競馬(笠松町)の調教師や騎手、厩務員(きゅうむいん)、組合職員ら約180人を対象にセクハラ防止の研修会を開いた。職場のハラスメント問題に詳しい福島学院大大学院の岸良範教授が、時代に合わせた人権感覚を身につけるよう呼びかけた。

 笠松競馬では第三者委員会が馬券購入問題などを調べる中、女性厩務員らへのセクハラが浮上。男性調教師1人が調教停止90日の処分を科され、委員会から組合も含めた研修が必要だと指摘されていた。

 研修はグループを分けて開かれ、講師の岸教授がどんな発言や行動がセクハラとして不法行為にあたるのかを説明。「古い人権感覚の人は学び直さないといけない」と呼びかけた。

 調教師と騎手でつくる県調騎会の後藤正義会長(41)は「(笠松競馬は)男社会でいまの社会に追いついていなかったが、セクハラ防止を周知したい」と取材に話した。女性厩務員の1人は「研修の機会があるのはいいが、古い体質の人は変わらない」と話した。

 組合は7月1日にセクハラ専用の相談窓口を設ける予定。(荻野好弘)