小中学生の視力が大幅悪化 コロナ休校中のゲーム原因?

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星乃勇介
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 宮城県気仙沼市の小中学生の2020年度の健康診断での視力が、前年度に比べ大幅に悪化したことが、市教育委員会のまとめでわかった。特に0・3未満の児童・生徒の増え方が目立つ。コロナ禍による昨年の一斉休校でゲームやスマートフォンなどの長時間使用が増えたことが一因という指摘がある。

 22日の市議会で村上佳市議員(63)の一般質問に対し、小山淳教育長が明らかにした。村上議員は、コロナ禍での生活が子どもたちの視力に与えた変化について尋ね、小山教育長が20年度の健康診断の結果を説明した。

 それによると、裸眼の視力1・0未満の割合は小学生が43・8%、中学生が58・4%で、小中とも悪化した。最も低い0・3未満の割合は小学生11・7%、中学生28・9%で、ともに過去5年間で最も悪化の幅が大きくなっている。

 小山教育長は「要因は特定できないが、コロナで室内活動の増加、ゲームやスマートフォンの長時間使用、ストレスによる影響が考えられる」と述べた。

 市教委によると、健康診断は市立の全小中学校で行われ、受けたのは小学生2334人、中学生1172人。例年は4~6月に実施するが、20年度は一斉休校明けの6月に実施した学校が多いという。

 ある小学校では、0・3未満の児童が前年度に比べ倍近くになった。危機感を抱いた校長は今春、放置するとさらに悪化する恐れがあるとして、保護者に注意を呼びかけた。

 この校長は「休校の間外出できず、家でゲーム機で遊んだり、タブレットで動画を見たりする時間が長くなったのが一因ではないか。学校でもデジタル端末の導入が進み、家と合わせれば相当な時間見ることになる。子どもたちの目をどう守っていくかは大きな課題だ」と話している。(星乃勇介)

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