渋川駅まもなく100歳に 渋川市役所で記念展スタート

柳沼広幸 角津栄一
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 【群馬】JR渋川駅が7月1日で開業100周年になるのを記念して、渋川市役所市民ホールで23日、「人々と共に歩んだ100年の記憶」と題した記念展が始まった。旧国鉄時代からの資料や市民からの思い出の写真などを展示している。同ホールでは7月8日まで。

 開催式で、高木勉市長は「駅のホームで食べるそばが一番おいしかった」と思い出を語り、「市の発展は上越線にある。歴史を振り返って将来につないでいきたい」と述べた。

 市民からの写真には、昭和30~40年代の蒸気機関車のモノクロ写真もある。旧国鉄時代の制服や制帽、鉄道公安官の手錠なども展示。渋川女子高校家庭クラブが渋川駅の待合室に40年以上、座布団を寄贈していることも紹介している。

 渋川駅49代目の渡辺光義駅長(59)は、旧国鉄と鉄道公安官時代の制服の展示に協力。駅は伊香保温泉の玄関口でもあり、「おもてなしの心を持って迎えていきたい」と話した。

 渋川駅は、高崎駅から北上する上越南線(現・上越線)として工事が始まり、1921(大正10)年7月1日に新前橋、群馬総社、八木原と4駅同時に開業した。後に北西部の大前駅(嬬恋村)と結ばれ、吾妻線も走っている。

 渋川駅の1日の乗降客数は約3500人。

 7月3日には渋川駅や駅前で、SLの出発式や記念硬券のプレゼント、レールキーホルダーの作製体験、農産物の販売など様々な催しが開かれる。(柳沼広幸)

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 JR東日本高崎支社は7月3日、新前橋―渋川間の開業100年を記念して、快速「新前橋~渋川百周年記念号」を運行する。全席指定席で販売は終了している。

 蒸気機関車(SL)の「D51 498」が牽引(けんいん)する列車は午前9時56分に高崎駅を出発し、水上駅に午後0時50分に到着予定。途中、新前橋駅では午前10時35分から、渋川駅では同11時36分から、それぞれ出発式が開かれ、両駅長らが出発合図をする。

 記念号に取り付ける専用のヘッドマークは新前橋駅、群馬総社駅、八木原駅、渋川駅の頭文字を組み合わせたデザイン。使われている青色は上越線のラインカラーで、金色は100周年の華やかさをイメージしたという。(角津栄一)