ミャンマー軍トップ、ロシアの支援誇示 モスクワの会議

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モスクワ=喜田尚、バンコク=福山亜希
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 クーデターで権力を握ったミャンマー国軍トップのミンアウンフライン最高司令官が23日、モスクワで開かれた「国際安全保障モスクワ会議」に出席した。演説で「我々は民主主義のシステムに戻る努力をしている」と、現在の統治を正当化。市民への弾圧で国際的な孤立が深まる中、ロシアの高官とも相次いで会談し、同国の支援を誇示した。

 国際会議はロシア国防省が主催。ミンアウンフライン氏はアジア・太平洋地域をテーマとするセッションで登壇した。「世界のすべての国が自らの主権を守るためにあらゆることをする権利を持つ」などと語る一方、国内情勢をめぐって昨年の総選挙で「不正があった」と主張。市民に多数の犠牲を出している国内の混迷について「現政権による民主主義を回復する試みだ」などと強弁した。

 ミンアウンフライン氏は20日からロシアを訪問中。21日にプーチン大統領側近のパトルシェフ国家安全保障会議書記と、22日にはショイグ国防相と会談するなど、ロシア側の厚遇が目立つ。会談でショイグ氏は「ミャンマーは我々にとって長い時間の検証に堪えた戦略的パートナーであり、東南アジア、アジア・太平洋地域における確実な同盟国だ」と持ち上げ、ミンアウンフライン氏も「我が軍はロシアのおかげで地域で最強の軍のひとつになった」と応じた。

 ストックホルム国際平和研究

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