「信頼できる新聞なくなった」 リンゴ日報廃刊惜しむ声

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台北=石田耕一郎
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 香港の民主派支持を訴え続けた「リンゴ日報」が24日付朝刊を最後に新聞発行を終えると発表したことを受け、台湾の香港出身者たちからは香港社会の今後を心配する声が聞かれた。

 香港で民主化デモの支援を続け、昨年に台湾へ逃れた40代の香港人男性は「政府を監視する議会に続き、第4権力として信頼できた中心的なメディアがなくなってしまった。言論の自由を失い、香港が独裁体制に陥ってしまうのではないかと心配だ」と語った。

 香港では、デモなどの際、参加者が横断幕を掲げる代わりに、リンゴ日報を手に行進。男性は台湾に移った後も電子版を購読してきた。「リンゴ日報は香港の民主活動家たちを結びつけてきた。デモ参加者にとっても、その紙面は連帯感を示すシンボル的な存在だった」と振り返った。

 香港中文大の世論調査による…

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