オリックス杉本、離脱山岡に「また打撃教えて」11連勝

佐藤祐生
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 (23日、プロ野球 オリックスバファローズ3―1日本ハムファイターズ)

 「4番」が似合うようになってきた。

 1点差に迫られた直後の六回1死、オリックスの杉本裕太郎が打席に入る。カウント2―2と追い込まれてからの5球目。外角のスライダーをとらえて、左翼席に放り込んだ。「いい角度で打球が上がってくれた。すぐに取り返すことができてよかった」

 一時調子を落としていたが、11試合ぶりに本塁打を放った13日の広島戦から、この日を含めた6試合で計3本塁打。この間の打点は9。復調は、オフに一緒に自主トレーニングを行うなど、仲の良い4学年下の投手・山岡泰輔のおかげだ。

 13日の試合前、「投手でもそういう時があるんですよ」と、重心を軸足の右足に乗せ切るよりも少し左足に乗せた方がいいというアドバイスを受けた。「あいつ(山岡)は体の使い方がすごく上手やし、ちゃんと理解してやっている。少しおかしくなっていたところを教えてくれた」

 その「打撃の師」は先発した前夜、右ひじの違和感を訴えて、一回途中26球で降板し、23日には登録を抹消された。杉本は前日は勝ち越し適時打を放ち、この日は勝利を引き寄せる一発を放った。

 連勝は阪急時代の1984年以来、37年ぶりとなる「11」にまで伸びた。先発の柱の一人、山岡の離脱は痛手だが、「また打撃を教えてもらわなければいけない。早く戻ってきてほしい」と杉本。リーグ2位となる47打点でチームを引っ張る30歳は一方で、「あんま負ける気がしない」とも。勢いは止まらない。(佐藤祐生)

 ▼オリックスの11連勝 前身の阪急ブレーブス時代の1984年5月24日~6月8日に13連勝して以来。この年は上田利治監督のもとパ・リーグを制し、日本シリーズは広島に3勝4敗で敗れた。

 中嶋監督(オ) 11連勝。「本当に考えていない。目の前の試合で、相手投手から点を取って、1点でも少ない失点で勝ち抜くことしか考えていない」