再稼働の美浜3号機、臨界に 来月27日に営業運転へ
関西電力は24日、再稼働させた美浜原発3号機(福井県美浜町)が同日午前1時37分、原子炉内で核分裂反応が連続して起きる「臨界」に達したと発表した。29日には発電と送電を始める予定で、原子力規制委員会の検査を経て、7月27日に営業運転に入る計画だ。
美浜3号機は運転開始から40年を超える老朽原発で、関電が23日午前に約10年ぶりに再稼働させた。老朽原発の運転は、2011年の東京電力福島第一原発事故後で全国初となる。
美浜原発では、設置が義務づけられているテロ対策施設が期限に間に合わず、3号機は4カ月後に再び停止することになる。