秋山仁さんにドミニカ共和国が勲章 数学世界ビリ脱出へ

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高橋真理子
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 数学者の秋山仁・東京理科大特任副学長がカリブ海の島国・ドミニカ共和国の数学教育振興に貢献したとして同国からクリストファー・コロンブス勲章を授与された。24日に東京・西麻布のラテンアメリカサロンで授与式があった。

 秋山さんは在ドミニカ共和国大使の牧内博幸さんから同国の数学力アップに力を貸してほしいと依頼を受け、2017年、18年と同国を訪問して各地で講演したほか、理科大の数学体験館にあるような遊びながら数学を学べる教具を寄贈。解説書などのスペイン語訳も進めた。

 寄贈された教具は、当初は首都にある通信博物館内に造られた「数学博物館」で、20年12月からは青少年児童図書館内にできた「秋山仁数学体験館」で展示されている。展示品を触ったり動かしたりしながら数学を学ぶには説明員の助けが必要で、説明員の養成も支援プロジェクトの一環として進めてきた。

 3年ごとに実施される経済協力開発機構(OECD)の学力調査(PISA)に同国は15年から参加しているが、数学的リテラシーはこれまで2回とも最下位だった。政府は教育に力を入れる方針を打ち出しており、牧内大使の働きかけで日本との協力関係が生まれた。

 秋山さんは、「数学を通して…

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