奥地氏、東京シューレ理事長退任 スタッフ性暴力問題で

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太田泉生、編集委員・氏岡真弓
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 不登校の子らが集うフリースクールの草分け「東京シューレ」の設立者として知られる奥地圭子氏(80)が、東京都千葉県の計4カ所のシューレを運営するNPO法人の理事長と理事を退任していたことがわかった。男性スタッフが在籍者に性暴力事件を起こしたことと、事後対応について責任を問われたという。

 東京シューレをめぐっては、不登校になり長野県内の宿泊型フリースクール活動に参加した女性(当時10代)が、男性スタッフから性暴力を受けていたことが明らかになっている。東京シューレのホームページによると、この活動は1998~2000年度に開催されていた。女性側が16年に提訴し、19年に和解が成立している。

 各シューレを運営するNPO法人「東京シューレ」の新理事会による会員への報告によると、奥地氏の退任が決まったのは今月12日の総会。性暴力問題が起きたことと、女性への救済対応を十分に行わず、訴訟の和解で口外禁止条項を求めたことが理由という。新理事長には喜多明人早稲田大名誉教授が選任された。

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