ジェンダー平等な労働市場めざす G20労働相ら宣言

岡林佐和
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 主要20カ国・地域(G20)の労働雇用相会合が23日、イタリアカターニアで開かれた。新型コロナウイルスの影響を受けた労働市場や社会の回復をテーマに意見交換し、ジェンダー格差の解消に取り組み、女性にとってより平等な労働市場の実現をめざすことを柱とした宣言を採択した。田村憲久厚生労働相はオンラインで参加した。

 宣言は、コロナ禍による失業、エッセンシャルワーカーとしての感染の脅威、家事などの無償労働の負担を、女性がより多く経験していると指摘した。そのうえで、2014年に合意した「G20各国は労働市場参加率のジェンダー格差を25年までに25%削減する」との目標を確認。さらに、女性の雇用の量と質の改善、男女の賃金格差の解消、ジェンダー平等を妨げる固定観念への取り組みなどを盛り込んだ新たなロードマップにも合意した。(岡林佐和)

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    田中俊之
    (社会学・男性学研究者)
    2021年6月24日21時26分 投稿

    【解説】こうしたニュースに無関心な男性が少なくありませんが、労働市場における男女の不平等は、「女性問題」であると同時に「男性問題」でもあります。女性が職業領域で活躍できないということは、その分だけ、男性にはたくさん働き、稼ぐことが期待されるからです