認知症の行方不明者、最多を更新 地域で捜索の枠組みも

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田内康介
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 警察に昨年届け出があった認知症の行方不明者は1万7565人(前年比86人増)で、統計を取り始めた2012年以降、8年連続で前年を上回った。警察庁が24日発表した。昨年より前の届け出も含め、遺体で見つかった人も過去最多の527人だった。

 認知症で行方不明になった人は12年の1・8倍に上り、高齢になるほど多い。警察庁によると、80歳以上(9619人)と70代(6866人)で全体の94%を占めた。

 都道府県別では大阪の1990人が最多。埼玉1889人、兵庫1745人、神奈川1618人、愛知1349人、東京1169人と続いた。昨年中に見つからなかった人は214人いた。

 19年以前に届け出があった人も含め、生存した状態で所在が確認できたのは1万6887人。うち74・2%が届け出を受理した当日、99・3%は受理から1週間以内に見つかった。

 一方、行方不明者の総数は2年連続で減り、統計が残る1956年以降で最も少ない7万7022人(同9911人減)だった。原因や動機別でみると「認知症」が全体の22・8%を占め、「家庭関係」「事業・職業関係」「学業関係」など、認知症以外はいずれも前年より減っていた。(田内康介)

鍵は早期発見、GPS活用で効果

 認知症の人が行方不明になる例が増え続けている。

 「家族はできるだけ早く警察…

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