コロナ禍で2年ぶり豊作祈願 志摩・伊雑宮

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 三重県志摩市磯部町にある伊勢神宮の別宮、伊雑宮(いざわのみや)で24日、恒例の御田植祭(おたうえまつり)があった。昨年はコロナ禍で中止。今年は、男衆が竹を引き回す勇壮な竹取神事は中止するなど規模を縮小して開いた。

 御料田であった御田植神事では昨年、担当する予定だった当番区の小中学生と大人が役人(やくびと)として参加。古式ゆかしい装束に身を包み、田楽に合わせて苗を植え、舞を披露し、豊作と豊漁を祈願した。

 神事の後、すぐに踊り込みを始めるなど全体の時間は短縮。移動の際にはフェースシールドを着用。見物客は入れず、関係者のみで実施したため例年より静かに進んだ。

 同祭は日本の三大御田植祭に数えられ、国の重要無形民俗文化財に指定されている。13~14世紀にはすでに行われていたとされ、明治の初めに中断した10年間を除き、続いてきた。昨年は竹取神事を中止し、地元の奉仕会役員らが田植えのみをした。