「中間・期末テスト」やめた高校 生徒にも教員にも利点

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村山恵二
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 茨城県神栖市の県立波崎柳川高校(生徒290人)は今年度から、「中間」「期末」といった定期テストを廃止した。単元ごとのテストや、日ごろの授業に取り組む姿勢などで評価する方法に切り替えた。生徒の学習意欲や理解度が高まり、教員たちの働き方改革にもつながるという。

 人見茂校長や小貫弘一教頭によると、同校は3学期制で、昨年度まで年間計18日間をかけて定期テストを実施していた。しかし、今年度からは、授業時間内の単元テストや小テストなどの結果のほか、授業態度やリポート提出など日常の姿勢を、成績に反映させることにした。この方針を3月、保護者に文書で伝えたが、問い合わせや苦情は特に無かったという。

 定期テストを廃して日常の態度を重視することで、生徒たちは授業や宿題、リポートを大事にするようになる。定期テストよりも出題範囲が狭いテストを小まめにやるため、勉強しやすくなるという。

 さらに、教職員の働き方改革につながるという利点もある。多くの行事の合間を縫って日程を決め、広い試験範囲から問題を作り、採点・記録をして返却する定期テストの作業は、教職員にとって大きな負担だったという。

「生徒たちがどう変わるか楽しみだ」

 方針転換は、3月まで校長だった青山泰久さん(現・県立麻生高校長)を中心に進めてきた。

 青山さんは波崎柳川高校で、教頭と校長を3年ずつ務めた。

 「テストは出来ても、学習習慣が身についていない生徒が多い」

 「若い教員が多く、きつい仕…

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