広瀬アリスさんら聖火リレー「頑張っている人に元気を」

和田翔太、南島信也
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 東京五輪聖火リレーは24日、静岡県内で2日目を迎えた。この日は牧之原市をスタートし、県中部と東部の8市町をつないだ。途中、観客が転倒し、リレーが一時中断する場面もあったが、聖火は2日目の最終地点である沼津市のプラザヴェルデに無事到着した。最終日の25日は伊豆地域など8市町を聖火が回る。

 この日も県内にゆかりのある著名人たちがリレーを盛り上げた。静岡市清水区では、駿河湾フェリーの船上を地元出身の俳優、広瀬アリスさん(26)が笑顔で駆け抜けた。

 「地元静岡を走り感謝の気持ちをみんなに伝えたい」と臨んだ広瀬さん。「自分の知っている場所で聖火リレーができるのは光栄なこと。人生に一度しかないと思うので、すべてを目に焼き付けようと走った。頑張っている人たちが1人でも(走る)姿を見て元気になればうれしい」と話した。

 同区間では途中、リレーの観客が立ちくらみで転倒し、病院に搬送されるトラブルがあった。大会組織委員会によると、転倒したのは70代の女性で、頭を打ち病院に救急搬送されたという。女性は軽症というが、この影響でリレーは約7分間中断した。

 最終区間では、沼津市出身でバルセロナ五輪競泳女子金メダリスト岩崎恭子さん(42)が聖火を運んだ。この日のゴール、沼津市のプラザヴェルデに到着すると、設置された聖火皿にトーチの火を移して、2日目のリレーを終えた。

 14歳で金メダルを獲得した岩崎さんは「五輪への思い、故郷への思いを胸に聖火を運びたい」という気持ちで聖火リレーに臨んだ。走り終えた岩崎さんは「生まれ育った沼津で聖火をつなぐことができてうれしく思う。今日でちょうど競技が始まる1カ月前。7月23日に新国立競技場に聖火がともることを願っています」と笑顔で語った。(和田翔太、南島信也)